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アレンジ「使い分け」の巻(6)
 
103、104の攻略    
 
103と104残りを続けて描きます。
 
103残り
狙い
T
S
外れ



20
43
83
102
98


19
46
84
100
96


18
49
85
102
99


17
52
86
101
100


16
55
87
95
96


15
58
88
101
93


14
61
89
94
92

 
104残り
狙い
T
S
外れ



20
44
84
103
99


19
47
85
101
97


18
50
86
103
100


17
53
87
102
101


16
56
88
96
97


15
59
89
102
94


14
62
90
95
93

 
103残りは19Tが良いでしょうね。
 
20Tを狙って1にずれると、ほとんど1回休みですから。19T狙いで
したら、7でも3にずれても、残り2本であがるチャンスがあります。
また、19Tに入ると46残るというのがうれしいです。
14Tは入っても61ですので、狙ってはダメです。
 
104残りは18T狙って50を残す。
 
100超えの2本であがれる数字ですが、18を4本とれば32残ります。
1にずれた時に103残りでがっかりしますが、がっかりするのが嫌な
ら16T狙いもあります。16を4本とっても40残ります。
104残りは16から20のどの数字を4本とっても、良い数字が残るの
です。
 
105の攻略    
 
105残り
狙い
T
S
外れ


20
45
85
104
100
1
5

19
48
86
102
98
3
7

18
51
87
104
101
1
4

17
54
88
103
102
2
3

16
57
89
97
98
8
7

15
60
90
103
95
2
10

105残りは奇数なので19Tを狙いそうですが、外した時に102とか
98とかろくでもないものがありますので、私は20Tからいきます。
20Tは外れても104とか100で、19Tよりましですね。
ただ、19Tに入ると48といい残りがありますので、あながち間違い
ともいいがたいです。ここはお好みということで。
 
108の攻略    

108残り
狙い
T
S
外れ


20
48
88
107
103
1
5

19
51
89
105
101
3
7

18
54
90
107
104
1
4

17
57
91
105
106
2
3

16
60
92
100
101
8
7

これから、一目づつ検討しても大したことありませんので、特に言い
たいところに跳ばします。
まず、108。104と同じく、17から20までどの4本をとってもいい
残りです。
20X4本で28残り、19では32残り、18では36残り、17では40
残ります。私は19Tから狙います。19を4本とって16ダブルは高さ
と位置がほぼ同じなのです。


  アレンジ表





ちょっと休憩 ---------------------------------------------------------- 
ダーツ初心者の頃の思い出 
@今から40年ほども前になります。シャーロック・ホームズで501 
ゲームをしていました。その頃はかけ出しで周りがすべて先輩であり
ました。
 
先輩X氏が、89残りから19トリプルを狙って見事入りました。
私は、なぜ19を狙ったのか、トリプルに入るとどういうことになって
いるのか、わかりませんでした。
 
残り32であることを知ってびっくりして、X氏に「あれは、わざと狙っ
たんですか?」と聞くと「まあ、一応」と謙虚に答えられました。
「当然やん」と言いたかったでしょうね。
 
赤ん坊が初めて話す言葉は「マンマ」でしょうか。私はこの事で初め
て1つのアレンジ単語を理解したように思います。
 
Aそれからだいぶして、先輩Y氏と501をやることになりました。
少しはアレンジもわかるようになったころです。
 
Y氏は、54残りから20シングルを打って34残して17ダブルで上が
ったのです。
Y氏は店ではトッププレイヤーですので、私は負けたことより、34残
しにしたことが不思議で「54から14を狙わないのですか?」と聞きま
した。Y氏は「どこ打っても入れば同じやん。2に入ったら32残りや
し」。なるほど17のとなりに2があります。
 
私はアレンジは人によって違うし、技量・性格で異なっていることを
知りました。
 
Bもっとのちのこと、私もいっぱしになり始めたころです。先輩T氏
とやりました。
 
私がリードして、次32残りでした。T氏は残り矢2本で68残りでした。
私は「ここは20トリプル狙って、もし外したら48残り、20トリプ
ルに入らなければ自分の番」と思っていました。
ところが、T氏は18シングルに入れました。「よし、廻ってきた」と
思った途端にインブルフィニッシュ、ゲームオーバー。
 
この時まで、そういう攻め方があるのを知りませんでした。いわゆる、
場合の手です。唖然とする私に、T氏は、なぜ自分が18を狙ったのか
を、くどくど教えてくれたのです。
                      (2016年6月)