アレンジ表





アレンジ「その7」 不利な数字を残さない
 
不利な数字とは? あがりにくい、いやな残りポイントをいいます。
たとえば、799899など・・。

79は前に述べたように、19トリプルから攻めるので22残りになる
可能性があるからです。1317トリプルが入れば言うことなしで
すが、シングルに入ったときの損が大きいのです。
9820トリプル38残り、19残しになる危険性大です。
99本であがれません。100の方がいいですね。
 
このようになって『 あー困った』ではなく、残さないように持っていく
ことです。たとえば−
 
99残りで20狙えば また79残りますね。
     20でなく19トリプルを狙いましょう!
117残りで 偶数にしようと19狙えば98残りますね。
     20狙えば97残り。奇数ですが98よりいい残りです。
119残り で20狙えば99残ってしまいます。
     19を 狙いましょう!
 
今回は 直接のアレンジというより、良いアレンジのための前作業とい
いますか、おいしい料理の下ごしらえと お考えください。少しむずか
しい話ですが、1本で勝ち負けが 変ると思えば シビアな話です。
 
アレンジ「その8」 偶数ゾーンと奇数ゾーン
 
ボードには、偶数が連続している箇所と奇数が連続しているところが
あります。それらを上手に使えば、アレンジが楽です。
 
奇数は、前にもいいました 6時の位置 7、19、3、17です。
偶数は、4時の位置 10、6と、8時の位置 16、8です。
 
41残りは、17ねらいで、ずれて3でも38残り、チャンスありです。
42残りは、10ねらいで、ずれて6でも36残り、
43残りは、3ねらいで、ずれて19でも24残り、
44残りは、8ねらいで、ずれて16でも28残り、
45残りは、13ねらいの方が いいでしょう。
46残りは、6ねらいで、ずれて10でも36残り、
47残りは、7ねらいで、ずれて19でも28残り、
48残りは、ご存じ、16ねらいですね。
 
このように、40台は偶数・奇数ゾーンが結構使えます。
 
アレンジ「その9」 ブルフィニッシュ
 
50残りは哲学的な問題でもあります。本で入れば気持ちいいですが、
奇数を残してアレンジを引張っている間に逆転負け、というのもよく
起こることです。『せっかく フィニッシュできるのに避けるのはいや
だ』 という方は上級者にもおられます。確率的にはどうか? これも
むずかしい。一概には答えがでません。
 
インブルフィニッシュの長所は1本で上がれるということです。短所
は70〜80% くらいの確率で、もう一回アレンジが必要ということです。
うまく使えば 相手を打ちのめすカウンターパンチになるでしょうし、
わが身を傷つける 両刃の剣にも なりかねません。
 
私の場合は、自分の矢が残り1本で、相手が次にかなりの確率で入れて
くると思われるときのみ、インブルを狙います。逆にいうと、矢が2本
以上あったり、相手がフィニッシュから遠いときはアレンジするという
ことです。
 
50を前にして迷うより、自分のスタンスを決めておくのも一つの方法
でしょう。『50にして惑わず』です。本来、不惑は40ですが、最近は
皆若いですからね。
 
次回以降にブルアレンジについて書きます。いままでの話はトリプル
アレンジかシングルアレンジでしたが、ダブルアレンジや、ブルへの
アレンジもあります。ただ、どちらもリスクが大きいため、使う場面と
しては少ないほうになります。




 
   

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⇒ 目次 P1 P2 P3 P4 P5 P6 P7 P8 P9 P10 P11
アレンジ「その1」 わざとバースト
 
20残りで1本目10シングルに入りました。2本目シングル、残り
5で3本目ですね。シングルを狙うと、えてしてダブルに入ったり
します。
 
こんな時は、わざとバーストを狙って 次回も20から始めます。バー
ストは 適当にブルを狙ってはいけません。ワイヤーにはじかれたり、
2に入ったりした経験ありませんか?
 
11トリプルより外目を丁寧に狙ってください。その周辺は アウトボー
ド以外に怖いものはありませんから。
 
アレンジ「その2」 17残ったら?
 
終盤の 互いに『 入れたら勝ち 』状態、17残りで矢本をどう使いま
しょうか?
1取って8ダブルという方は 結構 いらっしゃると 思います。
しかし、1の横は2018で どちらも即、『バースト』。
 
ここは9狙いで4ダブル残し はいかがでしょうか?
9の 横は1412で、どちらも奇数が残りますがバーストにはなりま
せん。ワンチャンスある という事ですね。
ただ、17残りで矢本の場合は、9ねらいよりは1の方が良いと思い
ます。なぜかは考えて下さい。
 
アレンジ「その3」 27 残ったら
 
27残れば11取って8ダブル残し。これも悪くないですね。
悪くないですが、19取って4ダブル残しは いかがですか。
4ダブより8ダブの方が良い!』という方、 それはその通り。

しかし、19の横は73。はずれて7に入ったら12残り。
逆に、3に入っても24残り。どこへいってもいい数字(倍数)が
残ります。奇数の 宝庫です。
試合中で 頭がボーとして、どこも入る気がしない時、きっと役にたち
ますよ
 
アレンジ「その4」 偶数残すだけではダメ
 
皆さん 本当に巧くなりました。 少し前まで ミドル勝負の連続でしたが、
ダブルフィニッシュで 終わることが 多くなりましたね。
 
練習で気になったんですが、57残って、奇数だから19取って38残り
にするとか、11残りで1取って10残り とかです。
一応偶数なので、本であがれますが、シングルに入ると すぐ奇数
残ってしまいます。勝負がかかると 怖くて打てないですよね。何、怖
くない・・。怖くなって下さい。(笑)
 
要は、32残り とか40残りとか、シングルに入っても次に偶数が残る
数字になるように 工夫して下さい。
先の例でしたら、57の場合17取り40残し。11の場合3取り8残し。
こうすれば 後が楽ですよね。どこでも 狙えるプロでも必ずこうしてい
ますよ。
 
アレンジ「その5」 アレンジの肝
 
アレンジ表を 参考にされる方が いらっしゃいます。
それはいいのですが、なぜ そこを狙うのかが わからないと、変なこと
になります。
例えば、77残りでは19 トリプルを 狙うように書いていると思います。
他の数字を 書いているアレンジ表は破って捨てて下さい。(笑)
 
19トリプルに入れば20残りです。あれれ、15トリプルに入れば32
残りなのに・・・。そうです、 必ずしもトリプルが入るとは限らない。
外れてシングルに入った時も次善の策になるように考えてあるんです。
19シングルに入ると58残りですが、15シングルだと62残ってしま
う。5862は どちらが得かお分かりでしょう?
 
アレンジの肝はトリプルよりも、外れたシングルにあるんです。
ちなみに、80以下のアレンジは、必ず、シングルに入っても 残り
60以下になるようになっています。そうでないアレンジ表は破って捨
てて下さい。(笑)
 
アレンジ「その6」 はずれのはずれ
 
前回はトリプルを狙った「はずれシングル」の話でした。でも、その
シングルさえ外す場合もあります。今回はその話。
 
101残りでどこを狙いますか?
17トリプル50残り、インブルに入ればいいですがリスクも大きい。
アレンジするなら50残す必要はありませんね。
問題は、17を狙って左右にずれたとき。17の左右は23です。
 
99残り・・・2本で終れません。
98残り・・・60入って38残りでは感激が少ない。
 
何も101が奇数だからといって、奇数を狙う必要はありません。
20トリプル狙って、左右にずれても15100残りか96残りです。
これなら20 トリプル狙う気しますよね。
 
あまり考えたくない、はずれのはずれの場合ですが、あらゆる可能性を
考えるのがリスク回避の鉄則です。