61の攻略
以前、アレンジに絶対はないといいました。長所もあれば､欠点もある
のがアレンジです。
例えば、61残りで20から行くのも､点数が減るという長所があります。
欠点は、20T（トリプル）に入るとバーストするということです。
あんなに恋い焦がれた20Tも、今となっては足手まとい･･こんな風に
思われる20Tが哀れではあります。
通常､中級以上の方は何通りかのアレンジを使い分けています。アレン
ジ表を見ながら投げておられる方にはすみません。これからどのように
使い分けているかを逐次解説します。
さて、61残りは大きく分けて、3通りの攻め方が考えられます。
①15T狙い ②アウターブル狙い ③11T狙い
まず､①15T狙いは、トリプルに入れば16残りでベスト。15S（シン
グル）でも46残りです。46は次に10か6に入れば良い残りですね。
ですので､15T狙いはTでもSでもOKというセットで良い攻め方です。
次に、②アウターブル狙いは、入れば36残りでベスト。外れても次善
の60以下は確保できます。欠点は、インナーブルに入った時11残り
で、ヘタするとバーストです。
3つ目、③11T狙いは、トリプルに入れば28残りで悪くない。11S
（シングル）は50残ります。50といえばインブル、2本残りの11Tは
一か八かに使えそうです。
以上、矢を3本持っていれば、15T攻めが良いでしょう。矢が2本か、
なんとなくブルが狙えそうな気分はアウター狙いです。
相手がフィニッシュ待ちで、こちらの矢が2本であれば、11Tの選択も
あるでしょう。
アウターと11Tの使い分けは､11Tの方が2本であがる確率は高いが、
少ない奇数を残す危険性も高いということです。
これは私の使い分け方です。人によって、あるいは調子によって､多少
異なる使い分けがありえます。ただし、20攻めは欠点のほうが多いの
でお薦めしませんが。
62の攻略
62攻略は以下の3種類が考えられます。
①10T狙い ②14T狙い ③12D寄り12S
まず、①10Tは32残り、10Sも52残りで12Tを狙います。12Tで
16残り、12Sでも40残ります。52は20Sもありますが、こういう
時に限って20Tでバーストするか、力んで1や5に散らかるので・・。
②14Tは20残り、14Sも48残りで良い攻め方です。
③ 矢が2本の時に12Dは38残り、12Sは50残りで、どちらもワン
チャンスあります。12Tを狙わないのは26残りになるので進みすぎ。
10Tと14T狙いは甲乙つけがたい攻め方です。12Dはいい残りにな
らないので、どうしても2本でフィニッシュする必要あるとき以外は
とりません。
63の攻略
63攻略ははあまりありません。以下の2種類が考えられます。
①13T狙い ②9T狙い
①13Tは24残り、13Sは50残りで、そのままインブルも狙えます。
②9はあまり使われませんが、9Tで36残り、9Sは54残りで、9の
一目下に14がありますので、9Sが入れば14S狙い、間違って14に
入っても9に入れ直せばよいのです。
アレンジの良し悪し
アレンジは､①それは間違い､②違和感がある､③好みの問題､のだい
たい3段階に分かれます。たとえば、63残りで20狙いは「間違い」
です。63残りで19狙いは「違和感あり」。63残りで17、13、9
狙いは「好みの問題」レベルの差です。
今までも言ってますように､シチュエーションで違いますので一つの
解答はありません。
