| アレンジ「使い分け」の巻（2） 66の攻略  66攻略は以下の4種類が考えられます。 ①10T狙い ②14T狙い ③18T狙い ④16T狙い ①10Tに入れば36残り、10Sなら56残りで、16Sから40残しとし ます。この時も最悪60以下としたいですが、周りに7以下となる数字 はありません。 ②14Tに入れば24残り、14Sなら52残りで、12Sから40残しとし ます。14の周りにも10同様7以下となる数字はありません。 ③ 18Tに入れば12残り、18Sなら48残りです。18Tはやや進みす ぎですが、18Sの48残りは､①②より優れています。ただ、周りに１ と4があり、ずれると60以上が残ります。 ④ 残り2本でリスク承知で狙うときは16Tを狙います。16Tは18残 り、あまり愉快ではないですが、やむをえません。16Sは50残りで すね。 以上、66残りは､①10Tがよく使われます。次いで､②14T､③8Tと 続きます。16Tは場合の手段です。 PS:囲碁で『定石を覚えて2目弱くなり』という言葉があります。 結局、いろんな場面で使ってみて、自分なりのやり方を会得しないと 血となり肉とならないと思います。 たとえば、66の時に10T狙って15Sに落ちたら､そのまま､もう一本 15を狙うとか。本来なら、51残りは19とか11とか狙うんでしょう が、この場合は、15、15と続けたほうがやりやすいと思います。 このように、何度も繰り返して自分の体に覚えさせるものです。 67の攻略 67攻略は以下の3種類が考えられます。 ①17T狙い ②;9T狙い ③13T狙い ① 17Tに入れば16残り。17Sだと50残り、ですので、矢残り2本 の攻めにも使えます。欠点は､17の左右が2と3だということ。どち らに入っても 61以上残ります。 ② 9Tに入れば40残り。9Sだと58残ります。9の隣は14と12で、 どちらに入っても60以下になります。残り2本で60以下かどうかは、 フィニッシュの確率が全然違います。 ③ 13Tに入れば28残り、13Sだと54残ります。13も横は4と6で どちらに入っても61以上残ります。 以上、3つを比較して、13Tには他候補ほどメリットがありません。 17Tと9Tでは、私は ① 17Tを狙います。17はトリプルもシングル も9より優れていますし、17は横にずれにくいという経験的なことも 加味しています。 68の攻略 68攻略は以下の4種類が考えられます。 ①20T狙い ②16T狙い ③12T狙い ④18D狙い ① 20Tに入れば8残り、進みすぎのようですが8はいい残りです。 20Sは48残り、これも､16Sでも8Sでもいい数字が残ります。欠点 は、20の左右が1と5で、どちらに入っても 61以上が残ります。 ② 16Tに入れば20残り、16Sは52残りです。20T狙いに比べて少 し損なようですが、16の両隣は8と7で、8の方だと60残りになり、 保険的な意味合いがあります。 ③ 12Tに入れば32残り、12Sは56残りです。20T狙いと比べても まあまあで、12の両隣は5と9、9の方だと60以下になり、保険的な 意味合いがあります。 ④18Dは矢が残り2本の時の攻め方で､18Dは32残り、18Sは50残 りで最後の1本をインブル狙いに使います。何度もいいますが､これは 場合の手段で、相手が次にフィニッシュするだろう時以外は攻めすぎ で、リスクが大きすぎます。 以上､④を除き①～③の比較は､どこが射ちやすいかの判断です。 |
