ゼロワン競技の進め方
試合開始 
正式な試合開始前には、スローの練習ができます。 
ゲーム開始前には、必ず、「お願いします」とあいさつをしてからゲーム
を始めましょう。
ゲーム中 
1.観客の立場 
プレーヤーがそのスローを終わるまで、 周りの人は静かにしましょう。 
また、プレーヤーの視界に入るような 位置には立たず、後方で観戦して
ください。
素晴らしいプレーに「ナイスダーツ!」等の声を掛けるのは良いことです 
が、声を掛ける行為はスローが終わってからにしましょう。
ただし、次のプレーヤーが スローラインに立ち、スタンスに入ったら静かに
しましょう。
プレーヤーに点数やアレンジを教えることは、無用なトラブルになる場合 
があるのでやめましょう。
2.プレーヤーの立場 
得点のコールは、必ず、抜く前にはっきりとコールしましょう。 
ワイヤー際で,どちらの点数かはっきり見えないダーツは、スコアラーや
対戦相手が確認できるように、ダーツを倒す等して分かりやすくしまし
ょう。 
ただし、センター勝負のダーツは、勝負の判定がつくまで触らないように 
しましょう。斜めに刺さっている状態でダーツを起こしてしまうと刺さ
っている位置がずれてしまいます。  
センター勝負では,先に投げたほうが勝利した場合は「ファーストです」、 
後に投げたほうが 勝利した場合は 「セカンドです」とコールします。
アゲインの場合は「アゲインです」と明確にコールしましょう。
センター勝負において、アゲインの際は,必ずボード上から全てのダーツ
を抜くようにしましょう。
フィニッシュダーツを 決めた場合は「○本目です」 と コールします。 
その他の言葉でも構いませんが、相手にフィニッシュしたことが明確に
伝わるようにします。
センター勝負やフィニッシュを決めたダーツは、相手の確認を待ってから
抜きましょう。
試合中にダーツボードやダーツスタンド等を修正する行為は、原則的に 
行わないこととしますが、やむを得ず修正等をする場合は、 必ず相手の
許可を取った上で行うこととします。
スローの間隔は何秒まで、といった規定はありませんが、スローイングエ 
リアが空いているのにドリンクを飲むなどして、むやみに進行を遅らせて
はいけません。
また、フライトやシャフトの破損で交換に時間を要するときは対戦相手に 
一言声を掛けましょう。
スローイングラインに立った場合は、シャドースロー等を行わないように 
しましょう。
ダーツを投げたとみなされるのは、ダーツを構えて引き始めた時点から後 
に手が離れた場合です。それ以前は、落下したとみなして再投することが
できます。
見極めが難しい場合は、対戦相手に確認をもとめましょう。
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⇒ P1 ダーツの投げ方・ルール・マナー  P2 アレンジの考え方  P3 ゼロワン競技の進め方
ダーツがどこに刺さったかを
確認したい場合は、「失礼(し
ます)」や「チェック(します)
等と、対戦相手に声を掛けて
から、ボードに近づいて確認
します。
その際は、ダーツに触れてはい
けません。
ダーツに触れた場合は、そのスローは終了したとみなされます。
バースト後にダーツを投げる行為は、重大なマナー違反です。 
バーストしていないと勘違いして投げてしまった場合も、その旨を対戦相
手に一言謝罪しましょう。
フィニッシュしていたにもかかわらず、ダブルに入っていなかったと勘違 
いして投げた場合は、後から投げたダーツは無効として扱います。フィニ
ッシュした時点で レッグが終了したとみなされるからです。

スコアに関して
スコアシートのチェックはプレーヤーの義務です。つまり、スコアシート 
記入・計算の責任は プレーヤーが負います。
計算間違い等が起きても、スコアラー(キーパー)の責任ではありません。
スコアラーによるコールの聞き間違い、計算のミスは、プレーヤーによっ
て正さなければなりません。
ただし、プレーヤーが次スローに入った場合は、それを正しいものとして、 
それ以後に訂正を行ってはいけません。
スコアは、スコアシートに書かれた数字が正しいものとしてゲームを行い
ます。
スコアラーはアレンジを教えることはできません。あくまで 中立な立場と 
してスコアリングを行います。
スコアラーと話をすることができるのは、残り点数等を確認する場合や
スロー数を伝える場合のみです。
試合の終了 
セットの勝敗が決したときはお互い握手をして「ありがとうございました」 
と挨拶しましょう。  
服装その他 
正式な試合では、Tシャツなど 襟のないシャツ、 ジーンズは着用禁止です。 
帽子、バンダナ、タオル、サングラスなどはゲーム中は着用しないでください。
上記以外にも、人として基本的な マナーも たくさんあると思われます。 
決して、この裏をかくような行為は好まれることではありません。
この マナーブックは、MDAの 会員ならこのようにして欲しい、という 
お願いをしているものです。競技規則や規約というものではありません。
一般的に守られるべきマナーについて書いています。
お互いが気持ちよくダーツを 楽しむ ことができることを目指しています。