2012(H24). 7/2229(日)
初心者のための 指導者養成講座」 を開催しました。 
初心者や新規会員に教えるべき内容をある程度、統一しようという 
試みです。
指導者養成は、ダーツではあまり例がなく、手探りですが、コーラ 
ーの養成も含め、重要な取り組みと思います。
人には個性があるから「よくわかる話」とか「難しいけど深い話」 
など、人それぞれの長所を活かせる訳です。しかし、初心者が一般
的に知りたいことは、ある程度、共通認識として誤解がないように
する必要があります。
講座では、初心者に説明すべき「一般知識」と、協会のダーツ経験 
者が理解する必要のある「専門知識」を中心に話をしました。
具体的には、「ダーツの基本的ルールや用具の知識」は前者ですし、 
「ゼロワンゲームの細部のルールやマナー」は後者にあたります。
今後の初心者講座や、練習時に徐々に活かせたらと思います。
その他にも、ベテランプレーヤーによる「ダーツ談義 ・ダーツウン 
チク話」等も欲しいというか、こちらの方が聞くにはおもしろいで
しょうが、 使い道もわかりませんので今後の課題ということになり
ますか。 (大石) 

参加者は12名でした。都合で参加できなかった方のためにテキスト
を転載しましたので、参考にしてください。

ダーツの投げ方
グリップ  
一般的なグリップは、人差し指と親指でつまみ、中指を添える、い 
わゆる「フィンガー」タイプです。薬指を添えた「フィンガー」
もあります。基本的には、支えている指が少ないほどリリースの瞬
(ダーツが手から離れる瞬間 )に引っ掛かりが少なく、逆に、支えて
いる指が多いほどグリップは安定します。
大別して、短いバレルにはフィンガー、長いバレルはフィンガ 
ーが多いようです。安定して手からダーツを放すことができるグリ
ップ、また、ダーツを探しましょう。
スタンス   
・できるだけ 顔を正面に向けましょう。
・重心を前足に乗せ、前足と体の側面でを作ってください。
・投げないほうの手は、残りのダーツとともに、お腹や腰にしっか
 りと当てた方がふらつかないでしょう。
@クローズドスタンス 
 最もダーツボードに近い位置に手を運ぶことができますが、首が 
 回らなければ顔を正面に向けることができず、身体に負担が大き
 いスタンスです。
Aハーフスタンス 
 多くのプレーヤーがとるスタンスです。顔を正面に向けることが 
 できる程度に足を回し、かつ、できるだけ手を伸ばせる位置を選
 び、自分の好みで微調整します。
Bオープンスタンス 
 顔を正面に向けることができ、正確な狙いを定めることは可能で 
 すが、前後に振れるのを固定しにくいスタンスです。

 

-1-
⇒ P1 ダーツの投げ方・ルール・マナー  P2 アレンジの考え方  P3 ゼロワン競技の進め方
ダーツの投げ方  
@構え 
・狙う ポイントと持っているダーツ、右目(左投げの人は左目)を 
 1直線上に置きます。
・力を抜いてダーツの重みを感じてください。的は見続けなければ
 なりません。
・後ろの足は、 身体がぐらつかないように添える程度です。
Aテイクバック 
・できるだけまっすぐに、深く、ダーツを 引きつけてください。 
・テイクバック が浅ければ、ダーツが狙った位置より下にいきます。
Bスローイング 
常に、同じ動作、同じリズムでダーツを投げることが 大切です。 
・肩、腰、膝は固定させてください。身体と同じく、上下左右に動
 かしてはいけません。
・できるだけ、ダーツを長く持つことが重要です。
 ダーツを引きつけた位置から、ダーツを離す位置までの距離が長
 ければ長いほど精度は増します。
Cフォロースルー 
・投げ終わったときに、手がまっすぐに狙ったポイントへ向かって 
 いるように。
 投げ終わったあと、腕が下がってしまわないように注意しましょう。

ダーツのルール他 
ボードの位置 
ボードの中心点は、床から173cmの高さ。 
ボードの表面から垂直に床まで降ろした地点とスローイングライン
(矢を投げるために足が越えてはならない線 )まで237cm。
ボードの大きさは 直径約45cm。
得点できる範囲は直径34cm。
ダーツの構造 
重量は最大50gまで認められる。最小は定められていない。 
矢先から、ポイント、バレル、シャフト、フライト と呼ばれる。
ポイント 
金属製( ポイントまたはスティールチップ )を用いる。 
バレル 
投げるときここを持つのが基本。密度の高いタングステン製が多い。 
滑り止めの刻みや、バレル自体の形状によって好みの物を選ぶ。
重さは14〜26gと様々だが、一般的に20g以上が妥当と言われる。
シャフト 
フライトをつけるためのパーツ。シャフトの長さとフライトによって
直進性が変わってくる。
一般的に短いほうが直進性を持ち、長くなるほど安定性が増す。
フライト 
ダーツの羽根の部分。安定性に大きく関与するパーツ。 
一般的に大きなもの( 面積が広いもの )のほうが揚力が得られやすく
安定度が高いが、ダーツの速度が速い場合は直進性が失われる。
ダーツのルール 
プレイヤーは、スローイングラインに立ち、ボードに向かって3本の 
ダーツを投げる。
ボードに刺さっているダーツの点数を計算し、得点をコールしたあと、
ダーツをボードから引き抜いて次のプレイヤーと交代する。
ダーツ のマナー 
以下の行為はマナー違反 
・プレー中、ダーツボードと投げている人の間を横切ること。 
・プレー中、ダーツを投げている人の身体に触れること。
・プレー中、騒いだり、野次を飛ばしたりすること。
・野球投げ。( 投げる手と同じほうの足を前に出します)
・調子が悪いときなどに、投げやりな態度をとること。
・他人のダーツを無断で使用すること。
ダーツボード、ゲームの種類 (省略) ダーツ入門の頁を参照